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スケッチブック

 
 
 
 
時計の針が重なったら喜んでいた
 
そんな子供の頃まで戻りたいと思った 失恋日
 
 
 
 
廻る 思い出 いつまでも
 
降りそそぐ 悲しみ 狂おしく
 
 
 
 
僕の中にある 僕らの最上級の思い出が 洗練されて 攻めてくる
 
 
 
 
爪を磨いて 牙を磨いで 立ち向かう
 
そういう強さじゃ 負けてしまった
 
 
 
 
今欲しい力は 君を忘れる力
 
 
 
 
強くなりたいとこれほど思ったことはない
 
 
 
 
きれいごとだけれど 君を嫌いになりたくないから 強くなりたい
 
本心を言うなら 自分を嫌いになりたくないから 強くなりたい
 
 
 
 
何かに使えると思って買ったスケッチブック
 
使ったのは無造作に描かれているのは告白の下書きだけ
 
 
 
 
そこに描かれている
 
素直な気持ち かっこつけたセリフ 君と歩んで行くはずだった理想
 
見返すと挫けそうになる
 
 
 
 
子供のような絵で スケッチブックを埋め尽くした
 
同じ背表紙に挟まれていたら 押しつぶされそうだったから
 
 
 
 
僕は進むよ 真っ白な 分厚く 新しいスケッチブックへ
 
そこに描くよ 新しい理想を 
 
 
 
 

         

失恋詩

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